センター長メッセージ

 令和2年1月に文部科学省中央教育審議会大学分科会によって取りまとめられた「教学マネジメント指針」によると,教学マネジメントとは,各大学がその教育目的を達成するための管理運営業務であり,内部質保証の確立に密接に関わる重要な取り組みと位置付けられています。大学には,学修者本位の教育を推進する必要性が指摘されており,学生を自律的な学修者に導くための教育改善・改革が求められています。その中で,全学的な体制で「教学マネジメント」を統括する組織として,教学マネジメントセンターが新しく設置されました。
本センターの役割は,1) 本学全体,学域・研究科等における学位プログラム及び授業科目レベルでの内部質保証の仕組みを確立すること,2) 学修者本位の教育の実現を図るための教育改善に取り組むこと,3) 教育方法,教育システム及び教育支援等の高等教育に係る調査研究・開発を行うことです。具体的には,アンケートやインタビューなどのモニタリング調査・教学IR に基づく授業・学位プログラムの自己点検・評価と改善の支援,体系的なFD・SD活動による教育方法・カリキュラム・教育スキルの改善の支援,教育DX・ラーニング アナリティクスを用いた個別最適学修指導方法の開発・導入を主導し,これらの取組みにより,本学の教育の質の保証と向上,並びに”学生が自ら育む環境の構築”を目指しています。
小さな組織で力不足ではありますが,皆さんのお力をお借りして一歩ずつ取組みを進めていきたいと考えております。ご協力のほど,よろしくお願いいたします。
                       教学マネジメントセンター長  尾島 恭子