大学教育学会 課題研究集会

ニュースレター
課題研究集会に参加される方々へ
プレ・コンファレンス・ワークショップ参加申込について

2006年度課題研究集会企画委員会委員長
青野 透 (金沢大学大学教育開発・支援センター長)

昨年7月、学校教育法の改正により、助手の位置づけの見直しを中心に大学の教員組織に関する規定が変更されました。教育の担い手である教員の組織上の位置づけが変わることは、大学教育のあり方に変容をもたらすことになるのか、具体的には、大学教育における新たな流れである「初年次・導入教育」を含むカリキュラム改革、あるいは大学教育評価等にどう結びついていくのか-法改正を機に、大学において誰が何をどう教えるのかをめぐるより深い検討が必要になっています。

大学教育研究はすべての大学教員に開かれた唯一共通の学問分野です。1979年の「一般教育学会」としての創設以来、本学会は、広範な大学教員が参加する「大学教員としての自己研究」活動に力を注ぎ、継続的テーマとして特定の課題を設定し研究を行っています。それらの研究にもとづき、今年度の課題研究集会では、前日本大学総長の瀬在幸安氏による基調講演「21世紀における大学の教学戦略」に引き続き、上記の観点から、5つのシンポジウムを開催します。

すなわち、従来からの課題研究テーマ、1、「学士課程教育に初年次教育をどう組み込むのか」2、「大学における教養教育の評価・認証の基礎」に加え、新たに提起された二つの課題研究テーマである、3、「FDのダイナミックス-現状の把握と課題の析出-」4、「学士課程における理系基礎教育―教養教育からキャリア教育まで」、そして最後に、統一テーマに基づく、5、「教員の所属のあり方とカリキュラム」の5シンポジウムです。

学校教育法が規定する「学術の中心として、広く知識を授けるとともに、深く専門の学芸を教授研究し、知的、道徳的及び応用的能力を展開させる」という大学の現在と未来を、初年次、教育評価、FD 、基礎教育、及び教員組織をキーワードに描きだすことを試みます。教員組織を含む制度上の変更は本来、学生に対する教育の質的向上につながるべきものです。ちなみに、共催させていただきます金沢大学では、平成20年をめどに、現行の8学部を3学域16学類に再編・統合する計画が進んでおります。それぞれのシンポジウムにおいて、参加者相互の活発な討論により、大学教員のあり方、そしてカリキュラム改革等の具体的方策について、加速的に進む大学教育改革のなかで、学生への教育改善を目指すための明確な視座を提示することができれば幸いであると考えます。 

晩秋の金沢、平年の初雪はこの頃です。兼六園の向かいにあった金沢城内キャンパスを含む市内中心部からの十数年かけた移転(医学部を除く)を昨年終えた角間キャンパス(広さ約200万平米)は、郊外の里山にあります。暖かくしておいでください。

実施要項 統一テーマ : 「教員組織とカリキュラム改革」
主催 : 大学教育学会
共催 : 金沢大学
期日 : 2006年11月25日(土)・26日(日)
会場 : 金沢大学角間キャンパス 文法経済学部棟(石川県金沢市角間町)
関連行事 11月25日(土)10:00~12:00 常任理事会(文法経済学部棟2階L204講義室)

第1日目 文法経済学部棟1階

12:20 受付開始 (文法経済学部棟1階ロビー)
13:00 開会 (文法経済学部棟1階A101講義室)
共催校学長挨拶 (林 勇二郎  金沢大学長)
学会会長挨拶 (寺﨑 昌男  大学教育学会会長)
13:30 基調講演 「21世紀における大学の教学戦略」
講演者:
瀬在 幸安氏 ((財)私学研修福祉会理事長、日本冠動脈外科学会理事長、前日本大学総長)  昭和5年長野県生まれ、医学博士。専攻は心臓外科学。日本大学医学部長等を経て、平成8年日本大学総長就任。国際教育交流協議会会長、日本私立大学連盟常務理事等を歴任。医学専門著書の他に、対談集『知の復活をめざして 21世紀の大学を考える』(朝日カルチャーセンター、1996年)、共著『学長 大学改革への挑戦』(天野郁夫編、玉川大学出版部、2000年)等。
15:00 休憩
15:15-17:45 シンポジウムI  (文法経済学部棟1階A101講義室)
学士課程教育に初年次教育をどう組み込むのか
主旨 本シンポジウムは、これまで3年間初年次教育・導入教育研究委員会が研究を積み重ねてきた成果のまとめであり、「初年次教育」あるいは「導入教育」と呼ばれる教育プログラムについて、現状分析と今後の活用についての具体的方法と課題の整理を行う。具体的には、概念の整理、日本でどのような教育効果をもたらす可能性があるのか、どのように導入していけばいいのか、評価をどうすればいいかなどについて、日米の第一線の研究者と実践者を集め、議論し、整理していく。
1.初年次教育・導入教育研究委員会報告(1)「調査データからみた日本の初年次教育」
(1)「学生パネル調査から明らかになった日本における初年次教育の可能性」:白川 優治(早稲田大学)
(2)「大学機関調査からみた日本における初年次教育の可能性と課題」:山田 礼子(同志社大学)
2.初年次教育・導入教育研究委員会報告(2)「日本の初年次教育・導入教育GP選定の試み」:川島 啓二(国立教育政策研究所)
3.シンポジウム
シンポジストと課題:
(1)Randy Swing(アメリカ・Policy Center on the First Year of College)「初年次教育はいかに(アメリカの)学士課程教育改革に影響したか(仮題)」(通訳:吉原 恵子)
(2)濱名 篤(関西国際大学)「初年次教育・導入教育・キャリア教育・リメディアル教育との関係~学士課程教育の観点から~」
(3)山田 礼子(同志社大学)「初年次教育のための組織体制づくり」
(4)川嶋 太津夫(神戸大学)「初年次教育の評価をどうするか」
司会:近田 政博(名古屋大学)

シンポジウムII  (文法経済学部棟1階A102講義室)
学会課題研究「大学における教養教育の評価・認証の基礎」の中間報告について

主旨:2004年から3年間、「大学における教養教育の評価・認証の基礎」に関する課題研究が行われた。その中間報告を行い、主要な論点について討論する。
「評価の目的」を「連携/競争」の最適な組み合わせを通じた「大学セクター」全体の強化、「システム評価」より「内容評価」を重視、「評価主体」は主として大学教員によって構成される学協会的組織、「評価活動」に際しては、経験交流・対話などを通じた相互啓発型活動を重視する。
シンポジスト:後藤 邦夫(NPO学術研究ネット)、坂井 昭宏(北海道大学)、浦野 光人(ニチレイ(株)社長、経済同友会教育問題委員会委員長)
指定討論者:関根 秀和(大阪女学院大学)、寺﨑 昌男(立教学院)
司会者:舘 昭(桜美林大学)、佐々木 一也(立教大学)

17:45 懇親会場への移動
18:00 懇親会  大学会館2階

第2日目 文法経済学部棟1階

9:00 受付開始 (文法経済学部棟1階ロビー)
9:30-12:00 シンポジウムIII  (文法経済学部棟1階A101講義室)
FDのダイナミックス-現状の把握と課題の析出-
主旨:課題研究「FDのダイナミックス-第一次調査のフォローアップと新たなモデル」のための基礎的な議論を試みる。つまり、第一に、一般教育学会が実施した前回調査(『大学教育研究の課題』玉川大学出版所収)の継承すべき理念などをはっきりさせ、さらに第二に、前回調査以後の諸種のFD実施状況調査などをまとめ、これをふまえて、前回調査の理念などの現実性を検討し、FDのありようについてその現代的課題を明確にする。
シンポジスト:絹川 正吉(前国際基督教大学)、松下 佳代(京都大学)、夏目 達也(名古屋大学)、山内 正平(千葉大学)
司会者:井下 理(慶應義塾大学)、田中 毎実(京都大学)

シンポジウムIV  (文法経済学部棟1階A102講義室)
学士課程における理系基礎教育―教養教育からキャリア教育まで
主旨:学士課程における理系基礎教育を、どのレベルから、どの範囲で、どの程度行うかを明らかにすることは、設置基準の大綱化以来の基本的で重要な課題である。90年代においては、各大学とも旧一般教養課程の内容を多少手直しする程度で済ませてきたが、2000年代に入って全般的な学力低下、少子化、キャリア教育の要請などから、根本的な立て直しが図られている。本シンポジウムでは、この問題に積極的に取り組んで特色GP・現代GPなどに採択された評価の高い事例を紹介し、次世代の理系基礎教育のあり方をさぐる。

シンポジストと演題:
(1)金子 洋之(慶應義塾大学)「文系学生への実験を重視した自然科学教育」
(2)渡邉 敏正(広島大学)「工学系基礎学力の評価と保証」
(3)西村 伸也(新潟大学)「企業連携に基づく実践的工学キャリア教育」
指定討論者:小笠原 正明(東京農工大学)、秀島 武敏(千葉大学)
司会:松岡 正邦(東京農工大学)、吉永 契一郎(東京農工大学)

12:00-13:15 昼食 休憩
13:15-15:45 (文法経済学部棟1階A101講義室)
シンポジウムV 教員の所属のあり方とカリキュラム
主旨:昨年7月の学校教育法改正により「教員の職」に関する制度変更がなされ、本年3月の大学設置基準改正では、「講座/学科目制」規定削除および、教員間の適切な役割分担等に関わる規定新設があった。こうした高等教育制度の転換が、カリキュラム改革を含む大学教育改革にどう結びついていくのか、議論を深めていきたい。なお、本シンポジウムは平成17年度・18年度の文部科学省委託「今後の『大学像』の在り方に関する調査研究:教員の所属組織」事業による経過報告の一部をなすものである。

シンポジスト:工藤 潤(大学基準協会)、高田 重男(金沢大学)、古畑 徹(金沢大学)、山崎 光悦(金沢大学)、渡辺 達雄(金沢大学)
司会者:早田 幸政(金沢大学)

15:45 学会会長挨拶、次年度大会開催校・課題研究集会校紹介
15:50 閉会挨拶  2006年度課題研究集会実行委員会委員長
鹿野 勝彦(金沢大学理事(教育担当)・副学長)
16:00 閉会

お願い

・会場建物内は禁煙です。建物周辺での喫煙もご遠慮ください。
・会場内での携帯電話のご使用はご遠慮ください。ご入場の際は電源を切るか、マナーモードにご設定ください。

課題研究集会参加要領

1. 課題研究集会参加のお申込み及び参加費払い込み

課題研究集会に参加される方は、(1)~(3)のいずれかの方法で参加登録をお願いいたします。
申込締切りは11月6日(月)厳守とします。郵便振替口座への入金も同時にお願いします。
なお、締め切り後にご入金の場合、課題研究集会までに口座への入金が確認できないことが予想されますので、ご入金時の郵便振替払込請求書兼受領証を必ずご持参ください。
参加費は参加者一名につき払込取扱票一枚でご入金ください。領収書は受付でお渡しします。

(1)FAX:参加申込用紙にご記入の上、076-234-4172 までご送信ください。

(2)郵便:参加申込用紙にご記入の上、下記までご送付ください。
〒920-1192 石川県金沢市角間町 金沢大学総合教育棟 大学教育開発・支援センター宛

(3)e-mai1:参加申込用紙 に各項目を明記の上、タイトルに「課題研究集会」と記して、送信してください。
  e-mail:

【参加費等】
*課題研究集会参加費(『要旨集』を含む)  一般 4,000円 学生 1,000円
*懇親会費(11月25日)  3,000円
*弁当代(11月26日)    1,000円
*『要旨集』のみ(送料込み) 1,000円

・非会員の方も参加できます。「参加申込書」のコピー、郵便局備え付けの振込用紙等をご利用になり、上記と同様の手続きをしてください。
・学生・院生の方々が参加しやすいよう、参加費を割引しております。会員の皆様におかれましては、非会員の学生・院生も含め、広く課題研究集会への参加を促していただきますようお願いします。また、これを機会に本学会加入呼びかけへのご協力もお願いします。
・当日の参加申込みも可能ですが、準備の都合上、事前手続きに是非ともご協力ください。
・お払い込みの参加費等は、理由を問わず返却いたしません。予めご了承ください。
・参加費等を払い込みながらご欠席の場合は、後日、『要旨集』をお送りします。
・課題研究集会当日は、課題研究集会の受付の他、学会事務局の受付も設置し、入会申込み、未納会費納入、会誌バックナンバー・学会出版物の頒布等を行います。

2. 26日(日)の昼食のご案内

大学の周辺に飲食店はありません。キャンパス内生協食堂は、25日(土)の昼食時間帯(11:00~13:30)は営業していますが、26日(日)は休業です(生協購買も同様です)。

そのため、26日の昼食は、学内で提供できますのは、予約された弁当のみとなります。ご希望の方は、参加費とともに弁当代1,000円を払い込んでご予約ください。ご予約済みの方には、受付の際に「弁当予約券」をお渡ししますので、当日、弁当とお引き換えの上、控え室でお召し上がりください。ご不便をおかけしますが、ご了承ください。

3. アクセスと宿泊のご案内

・東京から 空路 羽田空港 ― 小松空港 一日11往復 所要 約1時間
小松空港 ― 金沢駅 連絡バス(運賃1100円) 所要 約40分
JR 東京駅 ― 上越新幹線 越後湯沢経由 ― 金沢駅 (最短 3時間47分)
大阪から JR 大阪駅 ― 金沢駅 (最短 2時間35分)

・金沢市内から会場へは、公共交通機関をご利用下さい。バスの場合、所要時間は、金沢駅(東口バス乗り場)から約40分、香林坊(こうりんぼう)から約30分です。運賃は金沢駅、香林坊のいずれからでも金沢大学まで350円です。角間キャンパス内にバス停は3箇所ありますが、終点で下車してください。時刻表および主要バス停地図は別紙のとおりです(北陸鉄道バス「テレホンサービス」(076)237-5115(AM8:00~PM19:00)もご利用ください)。なお、25日の懇親会終了後に、香林坊・武蔵ヶ辻経由金沢駅行きのチャーターバス(無料)を用意する予定です。

→バス時刻表
→主要バス停案内図

タクシーご利用の場合は、「金沢大学角間(かくま)キャンパス、路線バスの終点バス停まで」と告げてください。料金は金沢駅から、3,000円前後です。

→宿泊関連情報

4.振替口座

・会員の方は、同封の郵便払込取扱票をご利用いただくと便利です。なお、学会の年会費の郵便払込取扱票とは別になっていますので、ご注意ください。

課題研究集会 郵便振込口座
加入者名:大学教育学会
口座番号:00790-4-94050

2006年度課題研究集会に関するお問い合せは下記にお願いいたします。
〒920-1192 石川県金沢市角間町 金沢大学 大学教育開発・支援センター
担当:青野TEL 076-264-5837  FAX 076-234-4172

課題研究集会に遠方より参加される方々へ

ご参考になればと思い作成しました。ご活用いただければ幸いです。
文責 企画委員長 青野 透
金沢大学大学教育開発・支援センター教員

■金沢への交通手段について

JR、および空の便以外については、高速バスがあります。

・北陸鉄道バスのHP  http://www.hokutetsu.co.jp/unko/highway/highway.htm  に、金沢と、池袋・新宿、八王子、横浜、仙台、新潟、名古屋、京都、大阪、富山、松本の各方面を結ぶ便の時刻表や予約についての情報があります。

・IR西日本のHP  http://www.nishinihonjrbus.co.jp/  に、金沢と東京、池袋・新宿、京都、大阪の各方面を結ぶ便の時刻表が予約についての情報があります。

・日本中央バスのHP  http://www.ncbbus.co.jp/hbus/index.htm  に、金沢と足利、前橋、新宿、さいたま、渋川の各方面を結ぶ便の時刻表や予約についての情報があります。

■金沢大学への交通アクセスについて

市内からの公共の乗り物はバスとなります。
http://www.hokutetsu.co.jp/unko/rosen/saisinkaisei/No10.pdf  の4頁目が、土・日の金沢駅→金沢大学、5頁目が土・日の金沢大学→金沢駅のダイヤとなっています。便数が限られていますので、ニュースレター添付の臨時便ダイヤもご確認のうえ、時間に余裕を持っておいでください。

小松空港―金沢間のバスダイヤは  http://www.hokutetsu.co.jp/unko/airport/ku_oct01.htm  でご確認ください。

金沢駅からタクシーをご利用の場合は、金沢駅東口(改札口:1階には一箇所だけです、を出られて右手)のタクシー乗り場のほうが便利です。「金沢大学角間(かくま)キャンパス、路線バスの終点バス停まで」と告げてください。料金は金沢駅から、3,000円前後です。

なお、金沢大学から市内へのタクシーをご利用の場合、課題研究集会終了ごろに終点バス停近くに客待ちタクシーが並ぶと思われます。それ以外の時間帯で迎えを頼む場合は、かもめタクシー TEL:076-231-1128 が一番近くのタクシー会社ですので、早く来てくれます。このほか、大和タクシー TEL:076-266-5166 、石川交通 TEL:076-231-4131 、石川近鉄タクシーTEL:076-221-3265 などもあります。

■金沢大学は広くて新しい

バスで来られると、「兼六園下」(地元では「えんした」と略称します)を過ぎてしばらくいくと、「桜町」「旭町」など、金沢大学の学生たちが多く住む地域を経て、「杜のさとジャスコ」の交差点を左折して、山の中へという感じになります(「旭町」経由のバスの場合)。「角間新町かくましんまち」を過ぎた付近から、両側は金沢大学の敷地です(角間キャンパスの広さは、200万平米あります)。この夏にオープンしたばかりのコンビニ「サークルK 金沢大学店」の交差点を右折してしばらくいき、キャンパス内の橋をくぐると、まず、「金沢大学 自然研前」のバス停です。自然科学系の研究科や学部の建物があります。バスはぐるりと回って、お城をイメージしたといわれる事務局棟、雪つりをイメージした広場屋根を右手にみながら、再度橋をくぐり、キャンパス内で唯一信号の有る交差点を右折。104段もある石段(金沢大学は斜面に建てられた大学です)を左手に見て、「金沢大学 角間中央」バス停です。そして、もう一本の橋をくぐり、大学会館、図書館を左手にみて、バスは終点「金沢大学」到着となります。バス停から、会場の「文法経済学部棟」までは徒歩2分です。

この間に気づかれることがあると思います。・・・塀がない、門がない大学です。

■金沢大学は平成20年度から変わります

現在の金沢大学については、金沢大学データパンフ
http://www.adm.kanazawa-u.ac.jp/ad_koho/data/2005_data.pdf  をご覧ください。

1862年の加賀藩種痘所にルーツをもち、日本の大学では長崎大、東京大学についで古い、幼稚園から大学院まで、文・教育・法・経済・理・医・薬・工8学部と大学院8研究科およびがん研究所等、学生数11,000人、入学者の46%は北陸3県出身、学部卒業者の約3割が院へ、地方公務員合格者数では全国4位、国立大学では断トツの一位・・・等の情報が載っています。

ちなみに、金沢大学を地元では「きんだい」と略します。学生は「きんだいせい」です。関西に長くいた私はいまだに「きんだい=近畿大学」というイメージから抜け切れません。

そして、金沢大学は、平成20年度に、現在の8学部が3学域16学類へと大きく変わります。 http://www.kanazawa-u.ac.jp/gakuiki/index.html  をご覧ください。

■金沢大学の学生サークル活動について

とりわけ音楽系のサークル活動が盛んで、合唱団や吹奏楽団は、全国大会で金賞をとるなどの活躍をしています。毎日、大学会館が閉まる午後9時以降でも、通路等で譜面がこの暗さでよく見えるなと驚くほど遅くまで、楽器の音を響かせています。

そのような伝統の中で5年ほど前に誕生した、新しい公認サークルが、今回、課題研究集会懇親会で皆様をお迎えする、アカペラサークル「メロメロ」です。私は形だけの顧問教員ですが、土日でも練習している姿は、歌うことが本当に好きな若者たちだと、感心します。皆さんの心を、めろめろに!できるかどうか、楽しみです。

■この機会に石川県の美術館・博物館等にもどうぞ

石川県立美術館HPのリンク集  http://www.ishibi.pref.ishikawa.jp/link/  を覗いてみてください。「石川県の美術館・博物館」として、九谷焼美術館、中谷宇吉郎 雪の科学館、一向一揆歴史館、漆器資料館等の紹介があり、そこを訪れれば、北陸の様々な文化に触れることができます。

とくにお勧めなのが、ちょうど11月26日(日)まで開催されています「初代徳田八十吉」展です。古九谷を完結させ現代につないだ陶工、初代徳田八十吉の没後50年を記念する特別展「初代徳田八十吉 古九谷・吉田屋の再現にかけた生涯」が、石川県小松市内の市立博物館、本陣記念美術館、錦窯展示館の3会場で同時開催されています。(10月8日のNHK新日曜美術館でも特集が組まれました)。

また、金沢市内中心部では10月7日、金沢21世紀美術館の傍に、金沢能楽美術館が開館しました。金沢の伝統芸能「加賀宝生」の資料等が展示されています。

■金沢市近郊にも温泉があります

温泉でゆっくりしたいけれども、加賀温泉や和倉温泉は少し遠いという方には、次の旅館があります。

・「元湯 石屋(もとゆ いしや)」  http://www.motoyu-ishiya.jp/
能舞台の有る温泉として有名です。金沢駅から車で20分ほどです。

・湯湧温泉(ゆわくおんせん)  http://www.yuwaku.gr.jp/
竹久夢二ゆかりの温泉で、「金沢湯湧夢二館」もあります。金沢駅からもバスがでており、所要50分ほどです。

・犀川上流には、「滝亭」  http://www.takitei.co.jp/  もあります。金沢駅からバスで20~30分ほどです。

なお、 http://kanazawa-yado.cside.com/list_all/index.html  にはこれら以外の、温泉も紹介されています。

■金沢市内にはホテルがたくさんあります

金沢大学生協が斡旋しているホテル以外にも、観光地金沢にはホテルがたくさんあります。JR金沢駅周辺、武蔵、香林坊、片町地区に集中しています。

中心部ではありませんが、兼六園をゆっくり見たいという方には、天然温泉のある「白鳥路ホテル」 http://www.hakuchoro.com/  、国家公務員共済組合連合会の「KKRホテル金沢」 http://www.kkrhotelkanazawa.gr.jp/  が便利です。私学共済の「兼六荘」 http://www.kenrokusou.com/  は、創業250余年の老舗料亭「つば甚」直営の和食処でも有名です。

■美味しいもの

なんといっても、海の幸でしょう。片町、香林坊あたりのどの飲み屋さんでも、おいしいお刺身を手ごろな値段で食べることができます。メールで問い合わせてくだされば、私の個人的な推薦の店をご案内します。

時間があれば近江町市場に立ち寄られるのをお勧めします。夜はやっていませんが、市場内には行列のできるおすし屋さんもあります。

■おみやげもたくさんあります。

駅などには、選ぶのに困るくらいたくさんのお土産が並んでいます。「俵屋」の飴、「中田屋」のきんつば、魚の一夜干し、「菊姫」「天狗舞」などの地酒、あぶらとり紙、加賀友禅小物・・・迷ってみてください。

金沢大学オリジナルのグッズ  http://www.kindai-coop.or.jp/shop/shop3_2.html もあります。「金大せんべい」は、課題研究集会会場でも販売予定です。

■野球の好きな方には見逃せません

小松空港からタクシーで5分ほどのところに、「松井秀喜ベースボールミュージアム」  http://www.hideki.co.jp/  があります。ヤンキースの松井選手の郷里に作られた、文字通り、ゴジラ松井の全てが分かる資料館です。駅などでも販売している「ゴジラサブレ」以外の種々のお土産、グッズもたくさんあります。

以上

プレ・コンファレンス・ワークショップ参加申込について

大学教育学会会員様宛の『ニュースレター』に、プレ・コンファレンス・ワークショップの開催案内が同封されています。

申し込み先は、下記アドレスとなっています。

yoshikok@kuins.ac.jp
加藤善子 関西国際大学 初年次教育研究開発センター